日本とアメリカの格差がすごいなと絶望した話
ビジネスを専攻しているものだから、当然経済学を学ぶわけだ。
中学3年生の時にやったな……と思うような、いっそ常識では?という内容の講義を熱心に聞いている。
日本の学校でやったことは単位として換算してくれねえかな……と切実に思う。
もうアラサーも近いんだこっちは。
1分1秒が勝負なんだ。(若さの)
まあそんな愚痴はさて置き。
このクソつまらん経済学の授業で、貿易モデルが出てきた。
アメリカが小麦を輸出し、日本がコンピューターを輸出するというもの。
そこで中国人の教授が言った言葉に、私はしみじみしてしまった。
彼は片言な英語で(親近感が湧くので好きだ)
「みんなは何故日本とアメリカなんだ?と疑問に思うかもしれないが、実はアメリカと中国が貿易摩擦を起こす前までは、日本が主だったんだ。みんなが生まれる前、なんなら僕も生まれる前の話だ。だけど、経済の歴史としてはとても重要なことなんだよ」
と言った。
歴史!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よく考えたら当たり前で、高度経済成長期なんて昔の話を引きずってる私の感覚がおかしいのだろう。
でも、私の感覚では、まだ日本ってもうちょっと頑張ってる気がしてたんだよね……歴史って言われちゃった……ハハ……。
今の日本の学生がどういう感覚を持っているのかは知らんが、少なくともアメリカの学生たちは「日本?なにそれw」の模様。こと経済面においては。
ちょっと悲しいね。頑張れ我が祖国。
件の教授曰く、アメリカの平均年収は約500ドルとのこと。
日本は今420万円くらいらしいので、下手したら100万円近く年収の差があるんだ。怖いね。
授業では鼻ほじって、「ハーン話には聞いてたぜ。」みたいな顔をしていた。
たまたま、その後図書館に行き、バイトを探したんですよ。
冬にスキーに行くためのお金が欲しかったから。
あと趣味代ね(…)
手探りでオンキャンのバイト探して、どうやら一個、新しい募集があるらしい。と見つけたのがこれ↓
引っ付いたガムを落とす仕事。
色んな人からこんな事を言ったら反感を買いそうだが、正直さ、「ド底辺じゃん!!!!!!!!!!!」と思ったよね。
スチームが出る機械をウィーンって動かすだけ。週に20時間。
それでなんと時給14ドルも貰える。
びっっっっっっっっっっっっっっっっっっくりした。
夏に、親戚がいる大分で、時給687円!という張り紙を見て笑っていた私は、真顔になった。
いいか、よく聞いてくれ。
誰でもできる仕事だ。ただマシンを動かすだけ。
時給、約1500円。
絶望したね。
ここまでアメリカと日本って差が開いてたんだ、と身にしみて思ったね。
ちょっとネットの海を泳いだら、こんな記事を発見した↓
泣けるぜ、最終的には最低賃金15ドルだってよ。
日本じゃ(私の地元じゃ特に。東京はまた違うのかも)家庭教師でもしないと、そんな時給もらえんよ。
余談だが、私は月3万円、親からの支給をいただいて生活している。(いい歳こいて情けないな、とかは他所において聞いてください)
時給14ドルを週に20時間稼いだら、普通に一ヶ月で私の生活費分まかなえてしまう。
ルームメイトに話をしたら、そんな仕事は聞いたことがない。と言われたので、申し込みはしなかった。一人で機械を3時間も動かしてたら脳死しそうだし。
けれど、米国と日本の経済格差を肌身を持って知りました……。
そりゃapple製品高く感じるわけだよね。
本当にね、消費税なんて全員から平等に金を巻き上げるものを、上げてる場合じゃないよ。頑張れ我が母国。
上で紹介した記事にもあるけど、賃金上がれば救われる命すらあるんだよね。
命とまではいかなくても、精神救われる人なら、数え切れないくらいいるんじゃない?